【原神】レンダリング精度は1.1でOK!画質設定とGPU負荷についての検証

-原神

今回は、PC版【原神】の画質設定[レンダリング精度]についてのお話です。

結論からお伝えすると、PCスペックがそこそこ高い場合でもレンダリング精度は[1][1.1]でOKです!

レンダリング精度が1未満の数値だと、画面が全体的にぼやけてしまいます。

逆に1.5などの高い数値だと、見た目に大した変化が無いにも関わらず、GPU負荷や消費電力が一気に増加します。

そのため、レンダリング精度は[1][1.1]推奨です。

実際に[0.6]・[1.1]・[1.5]の3パターンで、画質やCPU・GPU負荷がどれだけ変化するのか、検証を行いました。ぜひお付き合いください!

【原神】レンダリング精度は1.1でOK!画質設定とGPU負荷についての検証

検証方法について

原神とは?

この記事をご覧いただいている方は、「もう知ってるよ!」という旅人さんも多いかとは思いますが、まずはゲームについて簡単にご紹介します。

原神は[PCスマートフォン(iOS/Android)PS4PS5]のプラットフォームで遊ぶことができる、オープンワールド式のRPGゲームです。

2020年9月28日のサービス開始以降、「アニメスタイルな世界観」や「クオリティの高いグラフィック」・「元素反応などのユニークなゲーム性」が評価され、今では世界中にファンを抱える大人気ゲームになっています。

プラットフォーム間でのデータ連携ができるため、「自宅ではPCやPS5で遊びつつ、外出先ではスマートフォンで遊ぶ」といった、プレイスタイルの幅広さも特徴の一つです。

どのプラットフォームで始めても、あとから別のプラットフォームへの移行や連携は可能ですので、興味のある方は是非この機会に始めてみてはいかがでしょうか!

もし、「PC版で始めたけれど、スペック的に少し厳しかった」という場合には、「機材を新調するまでスマホ版をメインにして遊ぶ」という選択肢もOKですよ👌

ちなみに私は普段、PC版とスマホ版で遊んでいます。

レンダリングとは

まずはレンダリングについての簡単な説明です。

レンダリングとは、元のデータに処理や演算を行い、画像や映像を生成することを言います。

ゲームなどにおいては、陰影を付けて立体的な表現にしたり、遠近感を出したりすることを総称してレンダリングと呼ぶこともあります。

原神の[レンダリング精度]は、キャラクターや風景をどれくらい詳細に描写するのか調整する項目のようです。

原神のスクリーンショットで画質チェック

それでは実際に、レンダリング精度を[0.6]・[1.1]・[1.5]の3パターンに変更した状態のスクリーンショットで、画質の比較を行ってみましょう。

[レンダリング精度]以外の画面設定は下記画像のとおりです。

画面設定

ゲーム内画像は2560×1440のWQHD画質で撮影しています。

画質の劣化を防ぐため、拡張子の変更やリサイズ等の加工は行っておりません。

  • レンダリング精度[0.6]
    レンダリング精度[0.6]

※スライドショー形式で添付しておりますので、拡大してご確認ください。

レンダリング精度が[0.6]だと全体的にぼやけた画質となり、キャラクター輪郭のジャギも目立ちます。

[1.1]や[1.5]では画質がくっきりしており、背景の璃月港を拡大しても特にぼやけている印象はありません。また、[1.1]と[1.5]で画像を比較すると、描写の差は殆ど無いように見受けられます

ショウT
ショウT

[1.1]と[1.5]の違いは、27インチのWQHDモニターで見ても正直よく分かりませんでした…

以降は、この3つの画質の差を念頭においた上で、CPU・GPU負荷の変化についてご確認ください!

動作環境と検証方法

今回、検証を行うPC環境は下記のとおりです。

CPURyzen 5950X
CoolerNH-D15 chromax.black
M/BMEG X570 UNIFY
(7C35vAB3)
RAMKD4AGU880-36A180U
GPU RTX 3080 Ti SUPRIM X 12G
ストレージCSSD-M2B1TPG3VNF (1TB)
Samsung 980 (1TB)
電源LEADEX V Gold PRO (1000W)
OSWindows 11 (22000.438)
PC構成
メモリOC設定

原神の画質設定を最高にした場合でも、CPU・GPU共にボトルネックは生じない環境です。

検証方法は、下記画像のルートを計10分間移動し、その時のCPU・GPU負荷を【HWiNFO】にてロギングします。

これをレンダリング精度[0.6]・[1.1]・[1.5]の3パターンで実施し、ロギングデータの比較を行いました。なお、[レンダリング精度]以外の設定項目は、上記添付の[画面設定]画像の状態で固定しています。

検証ルート

3パターンでなるべく同じ動きができるよう、ダッシュ禁止で同じルートを移動し、4分のアラームが鳴ったタイミングで次のルート開始地点にワープを行っております。その際、道中の敵は全て無視です。最後に秘境を2回クリアし、10分が経過した時点で計測をストップしました。

【HWiNFO】のロギングについては、2秒ごとにCPUやGPUの使用率・消費電力といった数値をCSVファイルへ出力しております。

この出力されたデータを元にグラフ等を作成し、比較を行いました。

HWiNFOから出力された各種ログデータ(2秒毎)

なお、計測開始の操作やゲーム内の移動操作は全て手動で行っておりますので、多少の誤差が生じています。予めご了承ください。

原神レンダリング精度とCPU負荷の変化

CPU消費電力の変化

レンダリング精度 最小値 最大値 平均値
[0.6]77.6W92.9W82.8W
[1.1]76.3W94.1W82.9W
[1.5]77.5W94.2W83.3W
レンダリング精度ごとの CPU消費電力 [W]

まずはレンダリング精度とCPU負荷の変化について、3パターンでCPU消費電力を比較します。

グラフの青い線が[0.6]・赤い線が[1.1]・緑の線が[1.5]の推移です。

どの線も概ね同じような推移をしており、最小値・最大値・平均値を比較しても、ほとんど差がありません。このことから、レンダリング精度の項目を変更しても、CPUの消費電力には影響がほとんどないことがうかがえます。

ちなみに、4分・8分・9分時点で数値が跳ね上がっているのは、この時点でマップのワープ機能を使用したからです。ワープ機能でマップを移動しロードが行われると、そのタイミングはCPUへの負荷が大きくなるようです。

なお、ドラゴンスパイン移動中の、緑の線[1.5]が2回ほど跳ねている箇所については、正直理由が分かりませんでした。

CPU使用率の変化

レンダリング精度 最小値 最大値 平均値
[0.6]9.3%20.8%13.7%
[1.1]9.2%21.5%13.5%
[1.5]9.2%22.7%13.6%
レンダリング精度ごとの CPU使用率 [%]

CPU消費電力の比較と合わせて、3パターンでのCPU使用率も確認します。

グラフの青い線が[0.6]・赤い線が[1.1]・緑の線が[1.5]の推移です。

こちらもCPU消費電力と同様に、どの線も概ね同じような推移をしており、最小値・最大値・平均値を比較してもさほど差がありません。 このことから、レンダリング精度の項目を変更しても、CPUの使用率には影響がほとんどないことが窺えます。

16コアCPUのRyzen 5950Xを使用しているため、CPU使用率は最大でも20%ほどに留まっています。本題とは逸れますが、原神をある程度快適に遊ぶには4コアCPUでも十分そうな気がします。

原神レンダリング精度とGPU負荷の変化

GPU消費電力の変化

レンダリング精度 最小値 最大値 平均値
[0.6]104.0W129.9W119.0W
[1.1]100.4W265.2W150.1W
[1.5]105.8W348.8W263.3W
レンダリング精度ごとの GPU消費電力 [W]

次にレンダリング精度とGPU負荷の変化について、3パターンでGPU消費電力を比較します。

グラフの青い線が[0.6]・赤い線が[1.1]・緑の線が[1.5]の推移です。

こちらはCPUと異なり、3パターンで目に見えて変化がありました。レンダリング精度が[0.6]の時には最小値が104.0W・最大値が129.9W・平均でも119.0Wと、ほとんど消費電力は上がっていません。

対して[1.5]の時には最小値が105.8W・最大値が348.8W・平均で263.3Wと、[0.6]と比較して倍以上も平均消費電力が増加しています。

このことから、レンダリング精度の項目を変更するとGPU負荷への影響が大きいことが窺えます。

ここで冒頭の画質チェックを思い出してみてください。

レンダリング精度が[1.1]と[1.5]では、画質に違いはほどんど無かったですよね。

しかしGPUの平均消費電力で比較すると、[1.1]150.1Wに対して[1.5]263.3Wと、約1.75倍も消費電力が増えています

見た目に違いは無いけれど、消費電力が大幅に上がってしまうのであれば、無理にレンダリング精度を高くする必要はなさそうです。

とりあえず全て最高設定にするのも良いですが、得られる効果に差がない場合はパフォーマンス寄りな設定もありだと思います!

余談ですが、CPU消費電力とは逆に、4分・8分・9分時点でGPU消費電力はガクッと下がっています。

ワープ機能でマップを移動しロードが行われると、そのタイミングのGPU使用率は一気に下がるようです。ロード画面で[パイモン:最高の仲間!]というTipsを表示するのに、グラボの性能はそんなに必要なさそうですからね(@@;

GPUコア使用率の変化

レンダリング精度 最小値 最大値 平均値
[0.6]0.0%47.0%36.4%
[1.1]0.0%50.0%36.8%
[1.5]0.0%85.0%42.2%
レンダリング精度ごとの GPUコア使用率 [%]

GPUの消費電力では、3パターンで大きな差が生じていましたが、GPUコアの使用率でみた場合は差がそこまでありません。

グラフの青い線が[0.6]・赤い線が[1.1]・緑の線が[1.5]の推移です。

レンダリング[1.5]のみ、他2つと比較して最大値・平均値共に増加はしているものの、それでも平均値で見ると全体の3,4割のコアしか使われていないようです。

ちなみに重量級なゲーム【BF2042】では、同じPC環境でもコア使用率が最大97%・平均90%まですぐ到達します。検証していて思いましたが、原神はかなり軽めなゲームですね。

GPUコアの使用率は同じくらいなのに、消費電力で大きな差が生じていた理由は、GPUの動作クロックにありました。

GPU動作クロックの変化

レンダリング精度 最小値 最大値 平均値
[0.6]255.0MHz1830.0MHz659.1MHz
[1.1]255.0MHz2025.0MHz1438.6MHz
[1.5]465.0MHz2010.0MHz1945.7MHz
レンダリング精度ごとの GPU動作クロック [MHz]

GPUの動作クロックを確認すると、GPU消費電力と似たような差が生じていました。

グラフの青い線が[0.6]・赤い線が[1.1]・緑の線が[1.5]の推移です。

GPUのコア使用率が同じくらいでも、そのコアの動作クロックが異なっているため、GPU消費電力に差が生じたことが窺えます。

ちなみに【RTX 3080 Ti SUPRIM X 12G】のブーストクロックは上限が約2000MHzなので、レンダリング精度[1.5]においては常時フルスロットルになっています。それでも描写が追いつかない場合はコアの稼働数を増やし、結果としてGPUコア使用率の平均が他2つより若干高くなっているようです。

ただ、画質チェックのSS同様に、実際にゲーム内でキャラクターを動かしていても、[1.1]と[1.5]で描写の差は感じられませんでした。

最後に

今回は、PC版【原神】の画質設定[レンダリング精度]について、その効果とCPU・GPU負荷への影響をご紹介しました。

この項目に関しては「とりあえず高い数値にしておけば良い効果が得られる」といったものではなく、実際の画面を見比べつつ、GPUへの負荷と相談しながら設定を決めたほうが良さそうです。

個人的には、スペック的に余裕があっても[1][1.1]で充分だと思います。

個々のPC環境によって最適な設定は異なるとは思いますが、少しでも画質設定を行う際の参考になれば幸いです。

それでは!

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